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walk around Y'suka


10月19日

父がヨレヨレのパジャマを着ているので
買って 送ろうと…近所の 安売りの店に行った。

あ…父は 老人独り暮らしではありません。
ちゃんと、妻である母はおります。

そういう事は、ぜんぜん気にしない妻が…。

で、歩いていると

あーー!! あれ何だーー?!


…目的地変更

 


あ…こんな所に パン屋さん!!!

かなり好きな佇まい。

 

と思って近づくと… お客さん。

 

あ!また、1人 お客さん

見ている間にもどんどんお客さんが来る。

きっと、美味しいんだ!

買いたい。買おっと。

と思ったけど、この通りホントは凄く広い…ってか大きいってか
え?道路ってなんて言うんだっけ?太い?

とにかく、車がバンバン来て 怖くて渡れない。

あっちを見ると ずーーーーっと向こうに歩道橋が見える。


あーーー、助かった!

でも、あたし…自転車。

自転車で歩道橋渡るのって 大変…。

担ぐか?…担げねぇ。

仕方なく、チャリを引っ張って、階段を昇る自分を想像。
途中で力尽きて ズルズル落ちる自分も想像。

無理だ。


仕方なく、道路のこっちから見てるだけ。


今、考えたら

ちゃりで、歩道橋の所まで行ってそこにチャリを置いて
歩いて渡れば良かったんだよな。

「チャリで歩道橋は渡れない」と思ったらそれ以外
考えられない。

こういう頭だから、発明家とか研究者になれなかったんだ!

じっと見ていると マジックで
「シベリア」って書いてある。



え?あの シベリア

 

私が子供の頃、どういうわけか、いつも シベリアをくれる
近所の おばぁちゃんが多かった。

お駄賃に。


回覧板を持っていくとか、
町内会費を持っていくとか…
ゴミ当番の、チリトリと箒を持って行くとかの
子供のお使いをすると、

「ありがとうね。おりこうだね。
ちょっと待っててね」とくれる。

シベリアって カステラの間に羊羹が挟まっていて
三角に切ってある。

つい最近までは アンコが嫌いだった。
羊羹はもっと駄目。

しかし、おばぁちゃんは子供が
喜ぶと思ってくれているのは
わかるから、喜ばなくてはいけないと
子供でもわかる。

紙に包んで 貰った時は
「どうもありがとう」って貰ってくる。

父が「あんこ大王」だから、喜ぶ。

しかし

「おかぁさんに、怒られると困るから、
ここで食べていきなさい。」
と麦茶とか出されると 食べるしかない。

正露丸を飲むときの様に
なるべく息をしないように噛んで飲み込んだような。

 

当時は 子供にシベリアをくれる おばぁちゃんが多くて
そんで、それが大ッ嫌いな 子供が多くて

友達と「シベリアって貰って困ったよねー」と言うと
「そうそうーーー!!」という会話ができたが、
近年、若い友達が多いのか

「シベリアってなに?」と言われる事が多かった。

説明しても理解して貰えない。

カステラの間に羊羹が挟まってる?
ドラ焼き?
三角に切ってある?サンドイッチなの?
シベリアって ロシアのお菓子なの?


…違います。

今度から、これ買って見せてあげよう。


 


 


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