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甘夏日記
花火の夜
先週の土曜日、久里浜で花火大会がありました。
とあるお肉屋さんの店先にはいくつものテーブルが並び、数組の仲間や家族たちが
それぞれのテーブルを囲み、
炭火で焼いたお肉を頬張りながら楽しそうに花火の始まるのを待っていました。
そこにちょっと年配の
お父さん?と思しき中年の男性と2人の子供たちがお肉を焼いて食べていました。

「いっぱい食べろよー。おいしいぞー。」
とお父さんらしき人は子供たちに一生懸命お肉を焼いています。
そのお父さんらしき人は子供たちにたらふくお肉を食べさせて
自分はほとんど食べていないようです。
「ちゃんと焼けたの食べろよー。熱いから気をつけろよー」
お父さんらしき人の声は大きく、子供たちに言っているようで
実はそこに集まってる人々すべてに言っているようでした。
ところでお母さんはどうしたのでしょう?
お母さんとお父さんは離婚してしまったのでしょうか?
父子家庭なのでしょうか?
と余計な心配をしていると
「ねぇ?みんなぁ、お肉ちゃんと食べてる?」
おや?
店のカウンターから三人に声をかける女性がいます。
あ、もしかしてこの人が奥さん?
で、どちら???

声の主は黄色いエプロンの女性?赤いエプロンの女性?
知ってたけど一瞬、迷ってしまいました。
「いっぱい食べてね?。おにぎりもあるわよ?。」
そうそう!やっぱり赤いエプロンの女性が笑顔で三人に声をかけています。
実はお母さん、お肉屋さんのパートをしているのです。
で、今日はパート先のお肉屋さんの店先であるバーベキューに家族を
お招きしたというわけなのです。
さすが!お母さん。
ちなみにこの方がお肉屋さんの社長さんです。
店先で楽しんでいるお客さんに声をかけながら休むことなく仕事を続けています。
時々、おにぎりを口にいれモゴモゴしながらも白い作業エプロンと白い長靴姿の
社長さんは仲間たちの楽しんでる様子を見守っては
モクモクと仕事をこなしていました。
すばらしっ!
さて、三人の父と子は店で働くお母さんの仕事がひと段落すると
四人で夜店へ出かけて行きました。
女の子が水笛をほしがったので親子は立ち止まり何やら四人で
いろいろな笛を見ています。

お母さんが大蔵省のようでしっかりお財布を握っています。
お父さんはお小遣いをたいしてもらってないような気がします。
お母さんはブランドのバックをさり気なく持っていましたがお父さんは
よれよれのリュックです。
2人の力関係がはっきり物語っているようです。
お父さんは女の子が選ぶのを微笑ましく眺めています。
女の子はお母さんに買って貰うと
すぐさま水笛をあたりかまわずピロピロと吹きまくりながら人込みをぬって
店先にたどり着きました。その後をゾロゾロ三人の家族がついていきます。
お母さんはまた店に戻り仕事の続きですが
残された父と子は楽しそうに遊んでいます。
店の前では女の子の笛に合わせてお父さんがけいれん?なのか
最新のダンスなのかよく分からない
全身運動を始めました。
お父さんは子供たちのために我を忘れ、
遊んでいるようでした(遊んでもらってる?ようでした)。
肉を焼いて食べさせたり、笛の音色に合わせて体を振るわせてみたりと
忙しいお父さんの花火の土曜日はあっという間に終わりました。
みんなこの夜の花火と出来事を忘れることはないでしょう。

おしまい。
配役
父…リチャード 母…聡子さん 肉屋の社長…嘉山ミートさん
子供たち…甘夏の子供たち
Thank you !!
# by amanatu44 | 2005
甘夏日記
http://amanatu44.exblog.jp/
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