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[公開レッスン]第4回

  ブレ? ぴんぼけ?  谷野聡子

新しく買ったキャメディアの画像のチェックをして貰おうと
思って、撮ったら、ちゃんと撮れませんでした。


この、照明が、ちゃんと撮れないのは
ピントが合ってないという事とは違うのですか?

こういうのを、「ぶれてる」と言うのですか?

で、ぶれてる=ピントが合ってないとも違いますか?

私の中では「ちゃんと撮れてない=ピントが合ってない=ぶれてる」で
全部同じなんですが…。


  「ブレとピンボケの違い」  かやまミート             

 

 

 

 

 

 

 

 

▲[拡大-1]シャンデリアの金属部分はキチンとシャープに写っている (つまりココにピントがきている) が、電球部分は露出オーバーで白くモヤがかかったようになっている。

▲[拡大-2]シャンデリアよりも奥にあるものは、少しボヤケたようになっている。

 



▲[作例-1]部屋に露出を合わせた例





▲[作例-2]光源に露出を
合わせようとした例

※[作例-1]も[作例-2]も同じ場所の同じアングルです。

 



簡単な【ピンボケ】と【ブレ】の見分け方

*ピンボケの場合、画面のどこか一部にピントが合って シャープに写っている場所がある

*ブレの場合、どこにもピントが合っていない。 全体的に同じようにぼやけている。

ちゃんと撮れないというのは、つまり

シャンデリアの電球がボヤっとしていて輪郭が無い。

ということでしょうか?

・・・だとすると、シャンデリアの電球部分は露出オーバーという現象です。 ピントが合ってないわけでもなく、ブレているわけでもありません。

まず、はじめにブレピンボケ露出オーバーを整理しておきます。

【ブレ】
これは、たとえば谷野さんが暗めの部屋で料理の写真を撮った時などに、三脚を使えばキレイに撮れたけど、カメラを手で持って撮ったらハッキリ写らなかった・・・こういった場合がぶれた写真です。

つまり撮影中カメラが動いているので画面に写る物も動いてしまったような画像です。

【ピンボケ】
向こうから芸能人が来た!あせってシャッターを切ったらピントが合う前に撮影してしまった・・・これがピンボケです。

3m先にいる人を撮ろうと思ったのにカメラのピントは10m先の背景に合ってしまった、というような時の事を言います。

【露出オーバー】
撮りたい物のちょうどいい露出(明るさの調節)よりも光の量が多い時のことです。あまりに極端な露出オーバーは物の輪郭が無くなってしまいます。

で、問題のピアノの部屋の写真ですが

>照明が、ちゃんと撮れないのは
>ピントが合ってないという事とは違うのですか?

ピアノの部屋の場合でいえば、シャンデリアをよく見ると金属部分はキッチリ写っています (拡大-1)。つまりピントは合っているのです。

ではなんで “照明が、ちゃんと撮れない” のかというと、発光している電球は【露出オーバー】になっているからです。[作例-1]を見てもらえばわかりますが部屋がキレイに写るように撮れば、より明るい電球そのものは【露出オーバー】になります。
谷野さんの撮った写真とまったく同じように白くボヤケているのがわかるとおもいます。

では谷野さんが考えているように照明をちゃんと撮ろうとすると どうなるかといいますと、左の[作例-2]のようになります。 まったく同じ部屋で同じ位置から撮影した写真ですが、全然違う写真になっています。
この部屋はかなり明るい部屋ですが、[作例-2]では部屋よりもさらに明るい照明器具に露出を合わせたために、ほかのものは一切写っていません。

つまり、
第2回のツリーの時にも書きましたが、画面の中に光源がある場合画面の中に極端に明るいものが入っている場合は両方丁度の露出にする事はムリということです。

どうしてもやらなければならない場合はストロボを使うとか、他の照明器具を使うなどして明るさの差を無くす特殊な方法を考えなければなりません。

でも、誰が撮っても照明の光源はああいったように、にじんだように写るわけですから、あの場合はあれでいいんじゃないでしょうか・・・。いい感じに写っていると思いますよ。

>ぶれてる=ピントが合ってないとも違いますか?

>私の中では「ちゃんと撮れてない=ピントが合ってない=ぶれてる」で
>全部同じなんですが…。

上に書いたような理由で、ブレとピンぼけは違います。
ただ、けっこう見分けがつかない事は多いですよね。

「これはブレています」とプロが撮った作例写真を見ても、私にはぶれているように見えない場合がかなりあります。



【アドバイス】

■画面の中に光源がある場合、たいていその光源はにじんだようになります。

■撮影する前に、どこにピントを合わせたいか決めておきましょう。

■カメラによってピント合わせの設定がいろいろあります。自分のカメラのピント合わせがどうなっているか説明書を読んで確認しましょう。

 



 

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